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ガイド 02 / 編み図

編み図を描く

身頃の形に模様を配置。マウス操作から記号・配色・繰り返し・注釈まで説明します。

この記事のゴール

袖ぐりと衿ぐりのある前身頃に、裾のゴム編み・中央の模様・配色・注釈を加えて保存します。

始める前に

ホイール付きマウスとPCのブラウザーを使います。作例は「配色と模様のラウンドネックベスト」のMサイズ前身頃です。「製図から編み図を作る」の手順で外形を用意すると、同じ形から始められます。掲載例は操作練習用で、試し編み済みの完成レシピではありません。

画面は説明用のサンプル作品です。画像をクリックすると拡大できます。

1. マウスの基本操作

クリックは左ボタンを1回押して離す操作、ドラッグはボタンを押したまま動かして最後に離す操作です。まず使うツールをクリックし、そのあと図の上で操作します。

1. マウスの基本操作
マウス操作編み図上での動き
左クリックペンでは1セルへ描画。範囲ではセルを選択します。
左ドラッグペンは連続描画、範囲は矩形選択、パンは表示位置の移動です。
ホイールを回すポインターの位置を中心に拡大・縮小します。図の外側ではページがスクロールします。
ホイールを押し込んでドラッグ(中ボタン)ツールを切り替えずに図の表示位置を移動します。回す操作とは別です。
右ボタンを押したままドラッグ図の上では表示位置の移動です。パレットの記号・色を右クリックすると削除メニューが出ます。
Cmd / Ctrl + 左ドラッグ「範囲」で、いまの選択を残して別の矩形範囲を追加します。
文字をダブルクリック図の周辺に置いた注釈を、その場で編集します。

2. 身頃全体が見える倍率にする

  1. 製図から変換した前身頃を「編み図一覧に保存」し、上部の「編み図」から開きます。空の図から始める場合は「New」→「新しい編み図」を選びます。
  2. 図の中央へポインターを置き、ホイールで縮小して左右の袖ぐりと衿ぐりまで見渡します。上部の「+」「−」やズームスライダーでも調整できます。
  3. 「編み図の形式」で「往復編み(奇数段表)」を選びます。輪編み・偶数段表にすると、段の方向や表裏が変わります。
  4. 目数と段数を変更する場合は数値を入れて「サイズを適用」を押します。縮小すると端の内容が失われることがあるため、変更直後に確認します。
Mサイズ前身頃。左右の袖ぐりと中央の衿ぐりの外側は「編み目なし」、裾と中央に模様を配置しています。

3. 裾のゴム編みと中央の模様を描く

  1. 裾へポインターを置いてホイールで拡大し、「ペン」をクリックします。
  2. 「表目」または「裏目」をパレットで選び、セルを左クリックします。左ドラッグで連続して置けます。作例の裾は表目2目・裏目2目を繰り返します。
  3. 中央の模様では「+ 記号」から必要な記号を追加します。交差編みなど複数目にまたがる記号は、記号全体が収まる位置に置きます。
  4. 「消しゴム」で不要なセルを消します。操作全体を取り消す場合は「Undo」、取り消しを戻す場合は「Redo」を使います。

4. 範囲選択・コピー・移動・繰り返し

  1. 「範囲」をクリックし、模様の左上セルから右下セルへ左ドラッグします。選択枠と「横○ × 縦○」の表示で範囲を確認します。
  2. 複数の場所を選ぶときはCmd / Ctrlを押しながら追加の範囲をドラッグします。図の外の余白を通常クリックすると選択を解除できます。
  3. 「コピー」またはCmd / Ctrl+Cを押します。貼り付け先の左上セルを選び、「貼り付け」またはCmd / Ctrl+Vを押します。
  4. 元の模様を移す場合は「移動」またはCmd / Ctrl+Xを使い、移動先を選んで貼り付けます。元の場所を消すのは移動を確定したときです。
  5. 連続模様は1つの矩形範囲を選び、右下の小さなハンドルを左ボタンでつかんで、縦または横へドラッグします。元の模様を周期として繰り返します。
  6. 選択部分をまとめて消す場合はDelete / Backspaceを使います。
中央の模様を選択した拡大画面。右下の小さな丸をドラッグすると、選択した模様を繰り返せます。

5. 糸色・背景色を設定する

  1. パレットの糸色をクリックしてから、ペンでセルをクリック・ドラッグして色を置きます。記号と色は別に編集できます。
  2. 必要な色がない場合は色選択欄で色を選び、「+ 糸色」で追加します。各色の変更ボタンから登録済みの色も変更できます。
  3. 色だけを取り除くときは「背景色なし」を選んで塗ります。記号を取り除く消しゴムと使い分けます。
  4. 不要な追加色や記号はパレット上で右クリックし、「パレットから削除」を選びます。使用中の項目は先に別の記号・色へ置き換えます。

6. 記号の表示・名称・手書き記号

  1. 「記号設定」を開き、「表目を空白」「裏目を空白」「どちらも記号」から表示方法を選びます。
  2. 記号に複数の表示候補がある場合は使いたい形を選びます。名前の変更もこの画面で行えます。図と凡例が読み手に伝わる表記か確認します。
  3. 独自の記号は「+ 記号」の「手書き記号を追加」で作れます。枠内を左ドラッグして描き、名前を付けて追加します。
  4. 描き直すときは「一筆戻す」または「描き直す」を使います。手書き記号は1マスの記号として登録されます。
「記号設定」では、空白にする編み目、各記号の名前、表示する記号の形を変更できます。

7. 太枠・注釈・括弧を加える

  1. 模様の1単位を「範囲」で選び、「太枠」で囲みます。「枠なし」で選択部分の太枠を消せます。
  2. 「テキスト」→「+ テキストを追加」を押し、「前身頃」「裾のゴム編み」などを入力します。
  3. 位置を上・右・下・左から選び、目位置または段位置、文字サイズを調整します。
  4. 「範囲を括弧で示す」を有効にすると、開始目・終了目または開始段・終了段を指定できます。
  5. テキストモードでは注釈を左ドラッグして位置を変えられます。文字をダブルクリックすると直接編集でき、Cmd / Ctrl+Enterで確定、Escでその場の編集をキャンセルできます。
身頃の周囲に注釈を置き、下部のテキスト編集欄で位置・文字サイズ・括弧の範囲を設定します。

8. 外形を固定し、カウンターで確認する

  1. 外形を手で作る場合は「編み目なし」を選び、袖ぐりや衿ぐりの外側を塗ります。「形を固定」を押すと、その外形を保護できます。
  2. 製図から変換した編み図は形が固定された状態です。外形を直す場合だけ固定を解除し、編集後に再び固定します。
  3. 「カウンタープレビュー」を開き、現在段や編む方向、記号の凡例を読み手の表示で確認します。
  4. 開いている記号設定・テキスト編集などを閉じ、全画面を縮小ボタンで終了します。Escは開いているパネルから順に閉じる場合があります。
  5. 画面上部の「保存済み」を確認してから一覧へ戻ります。

よく使うキー操作

よく使うキー操作
キー操作
B / M / H / E / Tペン / 範囲 / パン / 消しゴム / テキスト
Cmd / Ctrl+C・X・V選択範囲をコピー・移動・貼り付け
Cmd / Ctrl+Z元に戻す(Undo)
Cmd / Ctrl+Shift+Zやり直す(Redo)
Delete / Backspace選択範囲を消去
Esc編集中の文字・開いているパネル・全画面などを閉じる